學科?コース紹介
公務員コース
法學部には、法を學び、地域社會の安全や発展に貢獻したいという高い志を持つ學生が集まっています。こうした學生を伸ばすことが本學部の一つの使命だと考えます。公務員コースは、一般行政職の公務員のほか、警察官?消防官など公安職の公務員を目指す學生向けのコースです。公務員となるために必要となる法律知識を身につけるだけでなく、法の基礎にある「正義」についての感覚を磨きます。
一般行政職モデル一般行政職、特に國家一般職、地方上級程度をめざすモデル
警察?消防モデル警察官、消防官をめざすモデル
法曹特別プログラム法科大學院進學をめざす特別プログラム
主要専門教育科目
1年次 | 2年次 | 3?4年次 | |
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一般行政職モデル | 憲法Ⅰ?Ⅱ 民法概説 |
政治學Ⅰ?Ⅱ 行政法Ⅰ?Ⅱ |
行政法Ⅲ?Ⅳ 民法総則 |
警察?消防モデル | 刑法Ⅰ?Ⅱ 法律學入門 |
刑法Ⅲ?Ⅳ 刑事訴訟法Ⅰ?ⅡI |
現代刑事法 刑事政策 |

憲法は國の基本的なルールであり、また、最高位の法でもあり、すべての法の基礎となるものです。したがって、憲法を知ることは法律を學ぶうえでの出発點であり、憲法の具體化に関わる公務員には必須の知識でもあります。講義では、具體的な事例を取りあげながら解説します。

學問としての行政法とは、行政の活動によって國民の権利や自由が不當に侵害されないように、また行政が國民の幸福のために、適切に権限を行使するよう、そして萬一國民が不當に権利や自由を侵害されたときに、それを救済するための法體系をいいます。公務員を目指す人には、必須の法律科目です。

刑法とは、たとえば生命や財産や公共の安全などの、國民にとって重要な利益を守るため、國家がそのような利益を侵害した者(犯罪をおかした人)を処罰することについて定めたものです。どんな行為が犯罪にあたるのか、條文をどう解釈するべきかの考え方を學びます。
目指す職業?進路
一般行政職モデル | 國家公務員?地方公務員(一般事務職) |
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警察?消防モデル | 警察官、消防官、刑務官、自衛官 |
法曹特別プログラム | 法科大學院に進學後、弁護士、裁判官、検察官 |
企業コース
現代の企業社會では「法令等の遵守(コンプライアンス)」が強く求められており、基礎的な法的知識と法的感覚を身につけていることがビジネスパーソンの必須條件となりつつあります。企業コースは、経営學部や経済學部も有する社會科學系総合大學である岡山商科大學の強みを活かして、法律を中心に広く社會科學を學び、法的知識を中核とした総合的能力を持つワンランク上の企業人を目指す學生向けのコースです。
企業経営+法學モデル法律の素養を持つ企業経営者や起業家を育成するモデル
金融+法學モデル金融関係や企業財務に特化したビジネスパーソンを育成するモデル
企業取引+法學モデル契約や債権回収、労務に強いビジネスパーソンを育成するモデル
主要専門教育科目
1年次 | 2年次 | 3?4年次 | |
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企業経営+法學モデル | 法律學入門 民法概説 |
會社法概説 雇用社會と法Ⅰ?Ⅱ |
會計學Ⅰ?Ⅱ 競爭政策と法 |
金融+法學モデル | 法律學入門 民法概説 |
FP概論Ⅰ?Ⅱ 擔保物権 |
稅法Ⅰ?Ⅱ 金融商品取引法Ⅰ?Ⅱ |
企業取引+法學モデル | 法律學入門 民法概説 |
契約法 日本経済論Ⅰ?Ⅱ |
債権総論 商法総則?商行為 |

稅法は、所得稅や消費稅といった稅金の根拠となる法律です。稅法を學ぶことによって、社會のお金の流れを理解し、家族や會社の稅負擔を最小化する方法を考えることができるようになります。稅の専門家である稅理士や國稅専門官を目指す方のみならず、企業の経理財務部門や金融機関で働きたい方にも必要な知識です。

商法とは、商売(=金儲け)や、そのプレイヤーである企業に関する法です。本學では、企業のなかでも最もよく利用されている「會社」の組織や運営について定める會社法を中心に、主に上場會社などが発行する株式や債券などの取引のルールである金融商品取引法のほか、商法総則?商行為や手形小切手法といった科目で商法を學びます。
目指す職業?進路
企業経営+法學モデル | 法律の素養を持つ將來の企業経営者や起業家 |
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金融+法學モデル | 法律の素養を持つ金融?財務関係のビジネスパーソン |
企業取引+法學モデル | 契約や債権回収、労務に強いビジネスパーソン |