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ブランディング戦略
3.1 將來ビジョンの設定
1) 將來ビジョン
將來ビジョンは、2017年度から2026年度の10年間での岡山商科大學の方向性を示す。
將來ビジョンは、「建學の精神」を踏まえ、全體ビジョンの下に、教育、研究、地域貢獻、國際化活動の4つのビジョンで構成する。全體ビジョンでは、「地域と呼吸する大學」をブランド化するために、本學の「ブランド戦略」の中核とする。
特に4活動の中で、研究活動については全學的な取組がなされていなかったので、社會での認識度が低く、本學の特色である地域との連攜による教育研究を「寄り添い型研究」としてまとめ、「研究ブランディング事業」において認識度の向上を図る。
4ビジョンの評価指標には、ステークホルダーの認識度を加えブランド戦略の目標達成の指標として使用する。
全體ビジョンの目標達成のPDCAサイクルは、4ビジョン目標達成のPDCAサイクルと連動して実施できる將來構想検討委員會を中心とした組織體制とする。「將來ビジョン」の「ブランディング戦略」で掲げる「地域と呼吸する大學」を10年間に達成することは、學部教授會、全學教職員會議で周知していると共に今後も継続して周知し、全學的な活動として取組む。
2) 全體ビジョン
法學、経済、経営の社會科學系で、教育、研究、地域貢獻、國際化の活動において、社會、國家、人類のために有益な人材を育成し、ブランドとして「地域と呼吸する大學」とする。全ステークホルダーに対して、「地域と呼吸する大學」を認知させるために4つの活動の平均認識度を70%以上で達成することをブランド戦略の達成目標とする。
3) 教育ビジョン
「學力の3要素」の2番目の要素、「思考力、判斷力、表現力」を主としてアクティブラーニング、フィールドスタディで習得させる。
「中期目標」
-
(1) 2016年度策定の3つのポリシーの実施
ディプロマ?ポリシー:「學力の3要素」に関する「9項目」を中心に學位授與基準を國際水準で設定する。
カリキュラム?ポリシー:シラバスに「9項目」を中心に具體化する。
アドミッション?ポリシー:入學者を「9項目」を基準として選抜する。 -
(2) ステークホルダー(高等學校教員、企業就職擔當者、一般社會人)への達成目標
教育活動を解り易い內容にして情報伝達し、認識度を70%以上とする。
4) 研究ビジョン
社會事象を対象とした基礎及び応用研究を、教員各自及びグループで研究し、研究成果により社會に貢獻する。
本學の研究ブランディング事業を、學生と教員、地域の人々が協働して問題解決をして、地域価値を向上させる「寄り添い型研究」として集約する。
「中期目標」
-
(1) 教員各自の研究力の向上
評価指標:著書數、研究論文數、國際會議発表數、科學研究費申請?採択數 -
(2) グループ研究力の向上
関連するテーマでの研究のグループ化とブランド化、地域社會との協働による研究の推進評価指標:著書數、論文數、外部資金の獲得數 -
(3) 成果の発信力の向上
評価指標:基礎研究の関連メディアでの発信、寄り添い型研究の學會発表、地域での講演會 - (4)研究ブランディング事業に採択を目指す
-
(5)ステークホルダーへの達成目標
研究內容を全テークホルダーへ情報伝達し、認識度70%以上とする。
5) 地域貢獻ビジョン
社會科學分野の教育研究が中心であることから、サービス系産業、地方自治體等の課題を共同研究し、成果としての知的財産を基に実用化?事業化を目指し、地域の発展に貢獻する。特に、「寄り添い型研究」を円滑に推進できように、地域との包括協定の締結を進める。
「中期目標」
-
(1) 學外との連攜窓口活動の推進
評価指標:教育、研究に関する包括協定の締結數、本學教員の産業界、行政機関への派遣?ボランティア數 -
(2) 外部資金の獲得活動
評価指標:共同研究、受託研究の獲得數、科學研究費への申請?採択件數 -
(3)ステークホルダー(主として高校生、大學生)への達成目標
若年層向けの情報発信、學習活動に関する情報伝達の実施により認識度を70%以上とする。
6) 國際化ビジョン
「豊かなアジアの社會を構築するための人材養成」
従來の留學生基準の國際交流から、研究基準の國際交流協定の締結を推進する。
「中期目標」
- (1) 學內の國際化 : 評価指標:教職員に占める外國教員の割合
-
(2) 學生の海外留學?受け入れの促進
評価指標:海外からの留學生の受け入れ數、 海外大學等への本學學生の留學?派遣 -
(3) 海外大學との連攜
評価指標:友好交流協定の締結數、研究交流協定の締結數 - (4) 英語による講義數
-
(5) ステークホルダーへの達成目標
全ステークホルダーに対して、國際的な教育研究活動內容の情報伝達をし、認識度を70%以上とする。
3.2 ステークホルダーの決定
將來ビジョンに示す目標を確実に達成し、入學生の定員確保、就職率100%、教育?研究活動の活性化をするために、関連するステークホルダーとして、受験に関しては高校生、受験生、高等學校教員、就職に関しては企業就職擔當者、地域連攜に関しては自治體関係者、一般社會人、そして教育研究に関しては本學での在學生、教職員を決定した。なお、今後は、學術界、研究機関まで拡大し、全方向での対応をする。
評価指標は、アンケートでの「全くそうである、ある程度そうである」の回答率を本學に対する「認識度」とし、目標値を設定する。なお、目標値の達成度については、「ブランドイメージ アンケート」調査を実施して評価(C)実施(A)を行う。
研究ブランディング事業で、「寄り添い型研究」として、本學の研究を明確に位置づけることにより、本學の受験生の60.7%は、岡山県在住であるので、岡山県內の市町村での本學の研究成果が生かされれば、認知度、認識度が上がり、本學で勉強ししょうする動機づけができる。また、本學の卒業生の內51.0%%は、岡山県內企業に就職し、岡山県內に在住して市民として生活しているので、本事業の研究成果により、地域価値が向上すれば、本學に対する愛校心も高まり、受験生、保護者への動機づけができる。
學生の就職先については、経営、商學分野の研究者は、地域の経済界、地方自治體との研究、相談、學生の派遣等に関して接する機會が多く、更に本學の研究ブランドとして「寄り添い型研究」の実施、成果の還元ができれば、地域企業の経営、地方自治體の運営にも貢獻でき、引いては學生の就職にも有利となる。
現在包括連攜協定を締結している8市町村については、全市町村で地域振興に関するテーマでの研究の実施を希望しており、調査研究の実施と評価についても可能である。そこで、地域に於ける「寄り添い型研究」については、これら8市町村を中心に実施し、成果の評価を行う。
3.3 浸透させたい自大學のイメージの決定
本研究ブランディング事業では、地域価値向上のための「寄り添い型研究」を確立することであり、本學の研究活動の認識度は、全てのステークホルダーに対して最も低いので、研究活動の認識度の向上が喫緊の課題であり、研究活動の認識度の向上により、全活動がステークホルダーに認識され、ブランドイメージ=「地域と呼吸する大學」を確立できる。
3.4 現狀把握?分析內容
本學の「ブランドイメージ」を調査するために、4ビジョンに対応して「情報発信」4項目、「學習環境」5項目、「教育活動」10項目、「研究活動」6項目、「地域?國際活動」3項目の5區分28項目でブランドイメージアンケート調査用紙を作成した。ステークホルダーは、本學の入學生確保のために高校生(243名)、高等學校教員(46名)、學生就職のための企業習就職擔當者(170社/442社)、地域貢獻活動としての地方自治體関係者(15名)、一般社會人(19名)、本學學生(496/500名)についてアンケート調査(回収993名)を行なった。
「IR委員會」による調査分析、まとめより本學の「學習環境」6項目については、全ステークホルダーにおいて、5區分の中で認識度が高いこと、「研究活動」については、認識度が最も低いことが示された。(表1-1、1-2、図1)
ステークホルダー毎に見ると、企業就職擔當者は、「學習環境」6項目の認識度は61.5%と最も高くなっている。「教育活動」52.8%、「地域?國際活動」47.1%、「情報発信」41.1%、「研究活動」26.8%であり、學生を就職させるためには、「地域?國際活動」、「情報発信活動」の広報をする必要がある。
入學を対象とした高等學校教員については、「學習環境」59.0%が最も高く、「教育活動」47.4%で企業就職擔當者の認識度より低くなっている。他の4區分は、いずれも40%以下であり、特に「研究活動」17.0%と自治體職員と同程度で最も低くなっている。高等學校教員は、生徒の進學相談にのり、進學校を決めることが本學の他のアンケートから35%となっているので、大學の活動を高等學校教員へ的確に情報伝達を行う必要がある。高校生では、5區分の認識度は「學習環境」38.5%が最も高く、他の4區分はそれ以下であるので、高校生に対する情報伝達についても的確に行う必要がある。以上を踏まえて入試情報の內容について、至急検討を行う。
地域連攜先である自治體関係者の認識度についても、「學習環境」49.3%、「地域?國際活動」46.7%と50%以下であり、「地域?國際活動」でも50%に達していない。
表1-1 ステークホルダー別 活動別認識度
有効回答數 | ステークホルダー | 情報発信 | 學習環境 | 教育活動 | 研究活動 | 地域?國際 |
---|---|---|---|---|---|---|
170 | 企業就職擔當者 | 41.14% | 61.53% | 52.83% | 26.80% | 47.10% |
19 | 一般社會人 | 31.94% | 48.25% | 40.82% | 20.37% | 48.15% |
15 | 市町村関係者 | 35.00% | 49.33% | 40.00% | 16.67% | 46.67% |
46 | 高等學校教員 | 39.43% | 59.00% | 47.38% | 17.04% | 36.96% |
241?243 | 高校生 | 34.70% | 38.47% | 36.51% | 29.52% | 26.51% |
487?496 | 本學學生 | 51.59% | 52.20% | 53.74% | 37.11% | 41.61% |
設問數 | 4 | 5 | 10 | 6 | 3 |
表1-2 ステークホルダー別 活動別無関心度
有効回答數 | ステークホルダー | 情報発信 | 學習環境 | 教育活動 | 研究活動 | 地域?國際 |
---|---|---|---|---|---|---|
170 | 企業就職擔當者 | 44.08% | 34.17% | 41.15% | 67.10% | 49.67% |
19 | 一般社會人 | 45.83% | 41.81% | 55.32% | 62.04% | 46.30% |
15 | 市町村関係者 | 48.33% | 42.67% | 53.33% | 76.67% | 46.67% |
46 | 高等學校教員 | 32.54% | 32.30% | 42.75% | 61.85% | 52.17% |
241?243 | 高校生 | 45.76% | 46.04% | 49.94% | 55.79% | 57.28% |
487?496 | 本學學生 | 33.96% | 34.36% | 35.62% | 53.83% | 51.13% |
設問數 | 4 | 5 | 10 | 6 | 3 |
以上のように、ステークホルダーに同じ項目でブランドイメージ調査を行った結果、學內では、かなり広報活動を行っているが、至急広報の方法の検討が必要になってきた。
3.5 3.4を踏まえた情報発信手段?內容の検討
アンケート結果を検討し、ブランドイメージ向上を図るために、認識度の低い活動から順に、改革すべき內容及び情報発信手段と內容について、まとめ表2に示している。
表2 將來ビジョンの目標達成のためのステークホルダー?検討內容と情報発信手段?內容
活動內容 | ステークホルダー及び検討內容 | 情報発信手段?內容 |
---|---|---|
研究活動 | 全ステークホルダーで最も認識度が低い。 各學科教員の研究テーマ、概要パンフ作成。 「寄り添い型研究」パンフの作成。 |
各學科HPに掲載。 研究トピックスはブログで発信、毎週の新聞広告に掲載。 キャリアセンターで、企業就職擔當者に送付、及び手渡し。 高大連攜アドバイザーに研究パンフを高等學校に持參?説明。 學內外のイベントで、必ず研究パンフを配布。 |
教育活動 | ステークホルダー:高校生、高等學校教員 大學學內の教育活動の整理。 新しく始めた「アクティブラーニング」に関する、「問題解決力」、「実踐力」の教育の説明追加。 |
各學科HPに掲載。 アクティブラーニング、フィールドスタディのブログ発信。 高大連攜アドバイザーによる高校教員への説明。 保護者懇談會での説明。 本學學生へのゼミでの説明。 |
地域?國際活動 | 「産學官連攜活動が活発」、「地域や社會に貢獻」は、高校生、本學學生には認識度が低い。 「商大レビュー」の産學官連攜、地域貢獻の記事を若年層用にまとめる。 |
「商大レビュー」のブログ、SNSへの発信。 高校生の大學説明會で、コピーを作成?配布。 |
「國際的な教育研究」は、全ステークホルダーで認知度が低い。 各學科教員の研究テーマ、概要のパンフ作成。 「寄り添い型研究」パンフの作成。 |
大學院進學日本1は、経済學科大學案內、HP、ブログに掲載。 「研究活動」の手段と同じ。 |
|
情報発信 | 全ステークホルダーで認識度が低い。 情報発信先の一覧の作成。 |
発信先一覧のHP、ブログ掲載。 |
學習環境 | ステークホルダー:高校生 地元で活躍するリーダがはっきりしない。 同窓生の各種イベントへの參加。 |
同窓會へのPR依頼。 同窓生の記事をHP、ブログへの掲載。 各種イベントへの同窓生の參加と紹介。 |
3.6 具體的工程?評価指標?達成目標の狀況
1) 全體ビジョン、4つの活動のビジョンの提案?工程
將來構想検討委員會で2017年4月25日に発議し、5月9日に了承され、5月10日評議會で承認された。なお、ブランディング戦略」は、全體ビジョンの一つとし、本學の提唱している「地域と呼吸する大學」を4つのビジョンの目標を達成することにより確固たるものにする。また研究活動に「研究ブランディング事業」を位置付けて実施することが承認された。
2) ステークホルダーの決定工程
(a)アンケート調査の計畫?実施
將來構想検討委員會で5月9日に原案を提出し、2017年5月10日の評議會で実施の承認を得た。
5月16日將來構想検討委員會でアンケート調査表が了承され、5月25日締め切りで実施することが了承された。
以上のように、ステークホルダーに同じ項目でブランドイメージ調査を行った結果、學內では、かなり広報活動を行っているが、至急広報の方法の検討が必要になってきた。
(b)ステークホルダーと所掌部署の情報伝達方法、伝達內容の決定
本學では、學生の確保、教育の質の向上、就職100%を目指して、各部署が努力をしているのでステークホルダーの意見を欲しいと望んでいる部署と対象は、表3にまとめている。
表3 本學の活動、所掌部署、認識度を確認する必要のあるステークホルダー
本學活動 | 所掌部署 | 認識度を確認する必要のあるステークホルダー |
---|---|---|
學生確保活動 | 入試部 | 高校生、高等學校教員、保護者 |
學生教育活動 | 教學部、各學部 | 學生、教職員、保護者、高校生、企業関係者 |
研究活動 | 各學部、各研究科 | 教員、學生、自治體関係者、企業経営者 |
就職活動 | キャリアセンター | 企業就職擔當者、學生、保護者、高等學校教員 |
地域連攜活動 | 産學官連攜センター | 自治體関係者、企業経営者、教職員 |
國際交流活動 | 國際交流室 | 學生、教職員、一般社會人 |
以上の検討結果、企業就職擔當者、高校生、高等學校教員、地方自治體関係者、一般社會人、本學學生、教職員を対象にして、2017年5月25日で約千人の調査を実施することを決定した。
3) 事業を通じて浸透させたい自大學のイメージの決定工程
將來構想検討委員會5月9日から検討を始め、以下で述べるアンケート調査の結果を踏まえて、5月30日の評議會で、「地域と呼吸する大學」の全ステークホルダーの認識度70%以上とすることが承認された。
4) アンケート調査や意見聴取、既存データの分析等による現狀の自大學のイメージ及び認知程度に係る把握?分析內容の決定工程
2017年5月16日以降、特に「研究ブランディング」事業を実施する地方自治體関係者については、意見を聴取後アンケートを送付、企業就職擔當者には送付、本學関連高等學校の教員、本學學生は、アンケートを実施した。そして、5月23日將來構想委員會で中間報告をし、ステークホルダーとして一般社會人、高校生を追加し調査を行うことを決定した。5月25日までの回答の分析結果に基づき、ステークホルダー毎のアンケート28項目に対する認識度、4つのビジョンに対応する5區分での認識度をIR委員會でまとめ、將來ビジョンでの認識度の目標値の設定をし、5月29日自己點検強化委員會での承認、5月30日將來構想委員會での了承、評議會での承認、5月31全學教職員會議で報告した。
5) 4)の分析內容を踏まえた情報発信手段?內容の検討內容決定工程
2017年5月25日締切のアンケートの集計結果を基に、アンケート項目の5區分について、ステークホルダー、問題點の検討、解決策、そして、情報発信手段と発信內容を表2に示すようにまとめ、5月29日自己點検?評価委員會で承認、5月30日評議會で承認を得た。
3.7 工程ごとの成果指標と達成目標
1~5の工程の成果指標と達成目標を表4に示している。
表4 工程ごとの成果指標と達成目標
工程 | 成果指標 | 達成目標 | ||
---|---|---|---|---|
① | 將來ビジョンの設定 | 全體ビジョン | 認識度 | 全ステークホルダー70%以上 |
教育活動 | 認識度 | 全ステークホルダー70%以上 | ||
研究活動 | 認識度 | 全ステークホルダー70%以上 | ||
地域?國際活動 | 認識度 | 全ステークホルダー70%以上 | ||
② | ステークホルダーの決定 | ステークホルダーの種類 | 5分類および本學保護者、研究機関 | |
調査人數 | 一般社會人100名 高徳學校教員100名 |
|||
③ | 事実を通じて浸透させたい自大學のイメージ決定 | 「地域と呼吸する大學」のブランド化および認識度 | 全ステークホルダー70%以上 | |
④ | アンケート調査や意見聴取、既存データの分析等による現狀の自大學のイメージ及び認知度に係る把握?分析內容の決定 | アンケート実施対象となるステークホルダーの數 | 7分類 | |
アンケート調査実施回數 | 1回/年 | |||
⑤ | ④の分析內容を踏まえた情報発信手段?內容の検討內容決定工程 | 公式HPおよびブログ | アクセス數 | 2倍/3年 |
市町村の実施するプロジェクトへの參加 | 參加數 | 5年/年 | ||
認知度評価 | アンケート調査數 | 3回/年 | ||
在學生數 | 入學希望者數 | 1.5倍/3年 |
3.8 進捗把握方法
(a)「研究ブランディング事業」の進捗管理は、2ヵ月毎に推進グループ內で研究グループ毎に、提示している評価指標の目標(表5)の達成度を評価し、進捗管理をする。3カ月毎に研究統括グループによる評価を行う。各年度の年度末には、研究成果をまとめ、地方自治體、本學での成果発表會を開催する。研究の最終年には、研究成果をまとめ著書として出版する。
(b)毎週定例開催の將來構想検討委員會で計畫?変更?進捗狀況の把握をし、目標を達成する。
(c)「將來ビジョン」に対する目標の達成度は、毎年ステークホルダーの分類を選択し、アンケート調査を行い認識度を計算し、目標を達成する。
(d)「地域と呼吸する大學」をブランド化するためには、教育活動、地域貢獻活動、國際化活動についても認識度を向上させる必要があるので、研究ブランディング事業と同様に將來ビジョンの達成を目指して、全學で取り組み、學部教授會、全學教職員會議で教職員全員に體感させる。
表5 「寄り添い型研究」推進グループ 研究テーマ、研究者、対象地域、評価指標と達成目標
職位は2017年度申請當時
社會的側面の 研究テーマと研究者 |
対象 地域 |
評価指標 | 達成目標 | ||
---|---|---|---|---|---|
平成29年 | 平成30年 | 平成31年 | |||
生活の質の向上 | |||||
結婚?子育てに向けた若者支援と高齢者の活用 國光講師、三谷教授、 田中(勝)教授、佐々木講師 |
津山市 瀬戸內市 |
地域創生の理論構築 人口シミュレーション ヒヤリング調査 2市との打合せ 政策評価 報告會 |
2回発表 1市実施 |
1市実施 2市実施 4回 |
2市実施 2市実施 |
自然環境との共生 | |||||
農業振興と自然環境との共生に関する経済分析 加藤(真)準教授、 田中(勝)教授 |
津山市 | 地域産業連関表 CO2排出量削減効果 経過環境負擔率 報告會 |
1市作成 1市算出 |
1市調査 1市算出 |
1市算出 2回開催 |
文化、歴史、ダイバーシティの保持?推進 | |||||
岡山市におけるコミュニケーション支援 及び言葉のバリアフリー化 宮教授、全準教授、黎準教授、 松浦準教授、徐講師 |
岡山市 | 行政へのヒアリング 現地調査 外國人観光者數 アンケート調査 定住外國人數 報告會 |
3回 3回 2回調査 2回 2回調査 2回実施 |
3回 3回 1回調査 2回 2回調査 2回実施 |
2回 1回 2回調査 2回実施 |
経済的側面の 研究テーマと研究者 |
対象 地域 |
評価指標 | 達成目標 | ||
---|---|---|---|---|---|
平成29年 | 平成30年 | 平成31年 | |||
特産品開発 | |||||
備前醤油の歴史?現狀?展望 天野教授 |
岡山市 倉敷市 備前市 |
実地調査 フィールドスタディ 研究成果報告會 |
6回実施 1回実施 1回実施 |
6回実施 1回実施 1回実施 |
4回実施 1回実施 2回実施 |
地域農産物を活用した加工食品商品開発 岸田教授 |
瀬戸內市 | 地域との協働作業 ボランティア活動 作物の種類別調査 加工食品の種類別調査 商品開発の試作會 |
2回実施 2回実施 2回実施 1回実施 1回実施 |
2回実施 2回実施 2回実施 1回実施 1回実施 |
2回実施 2回実施 2回実施 1回実施 2回実施 |
岡山県におけるフードビジネスと地域活性化 渡邊準教授 |
総社市 | 現地調査 地域と協働作業 報告會 |
3回実施 2回実施 1回実施 |
3回実施 2回実施 1回実施 |
2回実施 2回実施 2回実施 |
蒜山地域における農産物を活用した特産品開発 大石講師 |
真庭市 蒜山高原 |
地域と協働作業 聞き取り調査 アンケート、聞き取り調査 地域資源の発掘數 新商品販売店舗數 |
5回実施 10回実施 10件 |
3回実施 50名 3件 |
3回実施 3件 3店舗 |
観光開発 | |||||
湯原溫泉における新たな地域資源を生かした観光振興 大石講師 |
真庭市 湯原溫泉 |
地域と協働作業 観光客アンケート調査 観光施設インタビュー調査 地域資源の発掘數 |
5回実施 50人実施 20件実施 10件実施 |
5回実施 50人実施 20件実施 10件実施 |
5回実施 50人実施 20件実施 10件実施 |
笠岡市真鍋島の観光振興 三好教授 |
笠岡市 真鍋島 |
ボランティア活動 地域での観光イベント開催 イベントでの特産品販売 特産品開発での協働作業 観光プランの実踐 |
5回実施 1回実施 2回実施 隨時 |
5回実施 1回実施 3回実施 隨時 |
3回実施 1回 |
空き家再生 | |||||
中古住宅流通の活性化、地域資産の有効活用 海寶準教授、高林教授 |
備前市 津山市 |
宅建業者へのアンケート調査 宅建業者へのインタビュー調査 中古住宅の実態調査 自治體等への調査報告 |
3回実施 3回実施 200件実施 |
3回実施 50件実施 |
2回実施 |
仕事創造 | |||||
地域の情報発信 スタンプラリーゲーム支援機能と地域のPR機能を有し、スマートデバイス上で動作するアプリ開発 箕輪準教授 |
新莊村 | アプリダウンロード(DL)數 アプリによる訪問者數 地域情報発信數 報告會 |
300DL 100名 600件 |
300DL 100名 600件 |
300DL 100名 600件 2回 |
地元企業への若者の就職支援 大東準教授 |
岡山市 | インターシップ參加學生數 就職者數 就職に対する目的意識変化 |
1回調査 1回調査 1回調査 |
2回調査 2回調査 2回調査 |
1回調査 1回調査 1回調査 |
地域內の経済循環の分析?考察 | |||||
地域経済における金融の役割 金融パフォーマンス クラウドファウンディング 鳴滝教授、井尻講師、 山根準教授 |
岡山市 瀬戸內市 |
アンケート調査 仲介事業者調査 フィールドスタディ調査 報告會 |
2地域 2事業者 |
15社調査 1回実施 2回実施 |
4回実施 |
地域ブランド戦略 | |||||
観光客、移住者の増加に向けた地域ブランド戦略 三好教授、橫澤準教授 |
和気町 | ヒアリング調査 観光?街の魅力資源調査 まちのPR動畫の作成 観光プランの作成 報告會 |
2回実施 3回実施 |
1回 1回 |
1回実施 2回実施 |